カラフルな建物が目を引く。周囲の新緑や青空に映え、陽光を浴びる光景はヨーロッパの街並みのようだ。
「レディバードロード」(兵庫県淡路市)は新たなグルメスポットとして、総合人材サービスのパソナグループが4月29日に開業した。一帯は近年、観光施設が相次いで進出。「淡路島の西海岸」としておしゃれなイメージが定着しつつあり、若者らを中心に観光客を呼び込んでいる。
レディバードは英語でテントウムシを意味する。欧州では益虫とされるため、「誰もが笑顔で幸せを感じてもらえるように」との願いが込められる。
施設内には飲食店やビーガン(完全菜食主義者)対応のチョコレート店、世界各国の工芸品が並ぶ雑貨店、島内直送の青果店など全14店が入る。
海側にはウッドデッキが設けられ、天気の良い日には夕日が沈む播磨灘の絶景が眼前に。訪れた人たちをリゾート感あふれる非日常の世界に誘う。(斎藤雅志、長嶺麻子)