食イベントでG7機運醸成 7月まで参加国にちなんだグルメ提供 日光

「まちなかバルinNIKKO」のポスター

 6月24、25の両日に日光市で開かれる先進7カ国(G7)男女共同参画・女性活躍担当相会合に合わせ、市観光協会は20日、グルメイベント「まちなかバルinNIKKO」を始めた。飲食店や観光施設など市内37店舗が7月17日まで、地元の食材や特産品などを取り入れたG7参加国のグルメ約50種類を提供する。同協会の担当者は「G7の会合が日光であることを周知しながら、日光のグルメを改めてPRできれば」と話している。

 各グルメ発祥の国を意識しながら市内飲食店などを巡ってもらい、G7会合へ向けた機運醸成と地域活性化を図ることが狙い。会合開催へ向けて県が募集した応援事業の一つにも選ばれている。

 参加店は米国、英国、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、日本、欧州連合(EU)を選び、参加国にちなんだグルメを提供する。G7会合をイメージし、前菜やメイン、デザートなど五つに分類。好きなグルメをテイクアウトし、「フルコース」としても楽しんでもらえるよう工夫した。

 グルメは約50種類。日光湯波入りアイスを使ったアフォガード(イタリア)や、日光産ブランドニジマス「頂鱒」を使ったキッシュ(フランス)など多彩で、世界の料理と地元食材とのコラボレーションが楽しめる。

 同協会は市内観光案内所7カ所でイベント用ポストカードを配布。各グルメ注文時にもらえるシールを2種類以上貼り、対象の案内所へ提示した人にオリジナルクリアファイルなどをプレゼントする。

 インスタグラムで投稿すると豪華商品が当たるキャンペーンも開催。参加店で撮影した写真に「#まちバル日光」のハッシュタグを付け、同協会公式アカウントをフォローした自身の公開アカウントから投稿すると、G7会合が開かれる「ザ・リッツ・カールトン日光」のアフタヌーンティーペア券などが当たる。

 ポストカードを配布している観光案内所や参加店、グルメなどは同協会公式ホームページで紹介している。(問)同協会0288.22.1525。

「まちなかバル」のパンフレットやポストカードなど

© 株式会社下野新聞社