みこしや花火で20周年祝う 真岡・長田子どもお囃子会が式典

記念式典でお囃子を披露する子どもたち(長田子どもお囃子会提供)

 【真岡】長田子どもお囃子(はやし)会の20周年記念式典が21日、長田の長田公民館で行われた。式典が午前中に催行されたほか、夜にはお囃子やみこし渡御、打ち上げ花火などのミニ祭りも催され、20年の節目を盛大に祝った。

 長田子どもお囃子会は2004年に発足し、今年で20年目を迎えた。地元の育成会が参加する子どもたちを募集し、長田お囃子保存会が指導などに関わってきた。

 現在は小中学生約20人で活動しており、毎年7月の中村夏祭りや長田夏祭り、中村八幡宮(はちまんぐう)例大祭などに参加している。

 式典にはメンバーの子どもたちや育成会、保存会の関係者ら約40人が出席し、記念映像の上映やお囃子の演奏などが行われた。夜のミニ祭りには地元の子どもたちが大勢集まり、みこし渡御や花火の打ち上げを見守った。

 保存会の野澤進(のざわすすむ)会長(76)は「伝統芸能の後継者育成のためにやってきた。式典の実行委員や育成会、地域の協力のおかげで盛大に祝うことができた」と話した。

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