【茂木】町は25日、町内の認定こども園と保育園計4園の年長児と職員計60人余りを招き、大瀬の大瀬観光やな前の那珂川で、稚アユの放流会を開いた。
幼い時から那珂川と名産のアユに親しんでもらおうと、新型コロナウイルス禍の休止を挟み4年ぶりに開催した。
100キロ、約5600匹の稚アユを用意した町漁業協同組合の羽石徳夫(はねいしとくお)組合長が「アユは秋に海に下って産卵し、稚魚が翌年春に川に戻ります」などと説明。園児たちは水際に並び、バケツに入れた10センチ余りの稚アユをぬるむ水面に一斉に放つと、「大きくなってね」「バイバイ、またね」と元気に声をかけていた。
次いでトラックの水槽からシート伝いに目の前を大量の稚アユが流れ、園児から大歓声が上がった。
茂木保育園の鈴木陽(すずきはる)ちゃん(6)は「魚はヌルヌルしていた」と笑顔を見せた。