「くじらBURGER」カジュアルに味わって 27、28日にお披露目販売

27、28日にお披露目販売する「くじらTATSUTA BURGER」(東彼杵ひとこともの公社提供)

 江戸時代にクジラの流通拠点として栄え、鯨食文化が残る東彼東彼杵町。クジラを気軽に味わってもらおうと町おこしグループが考案した「くじらTATSUTA BURGER」のお披露目販売が27、28日、同町の交流拠点「uminoわ」で開かれる。
 一般社団法人「東彼杵ひとこともの公社」と九州電力が開設した同施設の1周年「あおの収穫祭」の一環。同公社の山本麻美さん(38)は「クジラにはいろんな部位があり奥深さがあるけど、カジュアルではない。以前は肉の代わりに食べられており、試行錯誤を重ねた」と話す。
 開発には町内の鯨肉店も協力。鯨特有の臭みを抑え、鯨本来の味も楽しんでもらえるようにした。施設内のカフェ「茶飲場CHANOKO」が両日とも午前11時から限定50個を販売。650円。常設メニュー化も検討している。
 収穫祭では鯨肉などの物販も。27日はこども祭と題し、大村市の向陽高生徒らの菓子販売や、平似田郷のJR千綿駅ではミニトレインの運行や鉄道グッズの販売がある。28日はおとな祭と題し、同町にルーツがある諫早市の酒造会社「杵の川」の日本酒振る舞いや、午後7時からは佐賀県嬉野市と東彼杵町の交流や文化をテーマにしたトークイベントがある。1周年を記念したオブジェも駐車場に展示する。問い合わせはuminoわ(電080.1989.1246)。

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