河川氾濫を想定、消防署員が訓練 「豪雨に注意、早めの避難を」 京都・南丹

「タコ」と呼ばれる器具を使い、土のうを押し固める署員たち(京都府南丹市園部町・園部消防署)

 出水期を前に、京都府南丹市園部町の園部消防署は河川の氾濫を想定した水防訓練を実施した。大粒の雨が降りしきる中、署員らは土のう製作や積む手順などを入念に確認した。

 訓練は5月18、19日に分けて行われ、計75人が参加。19日は雨天で、署員同士で土のうを作った後、屋外練習場で積む工法を実践した。

 署員たちは雨音にかき消されないよう大きな声でコミュニケーションを取りながら、隙間なく土のうを積み重ね、専用の器具で押し固めたり、ブルーシートで覆ったりした。

 同署は「集中豪雨など、急激な天候の変化には注意が必要。情報収集と避難を早めに行い、自分の身を守ってほしい」と呼びかけている。

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