長崎県大村消防署 初期消火で2人に感謝状 

平野署長から感謝状を受けた峰さん(左)と山下さん(右)=大村消防署(同署提供)

 長崎県大村市松原1丁目で発生した火災で、迅速な初期消火により延焼を防いだとして大村消防署は5月30日、2人を表彰した。
 表彰されたのは東彼東彼杵町蕪郷、団体職員、峰勝也さん(49)と大村市草場町、農業、山下祐市さん(62)。
 同署によると同月2日夕、車で帰宅途中の峰さんが民家の敷地から黒煙が上がっているのを発見。不審に思い駆け付けると、民家に隣接する倉庫の下屋から炎が出ていた。住民に火災を知らせ、後から加わった山下さんと協力。近くにあった水道ホースなどを使い消し止め、延焼を防いだという。
 平野真也署長が2人に感謝状を手渡した。峰さんは「消防団の分団長をしており、火災を警戒していた。気付くのが早く、鎮火に至ったのでよかった」と話した。

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