音に包まれ景色感じて 守時タツミさんピアノコンサート 壱岐・一支国博物館

音源の収録とともに撮影した写真や動画をバックに演奏する守時さん=壱岐市立一支国博物館

 壱岐市立一支国博物館(芦辺町)で5月28日、音楽家、守時タツミさんのピアノコンサート「景色の見える音楽会」が開かれ、約50人が耳を傾けた。
 コンサートは4回目。守時さんは全国各地で自然の音を収録し、その場所で見た景色や感じたことを曲にしている。曲のバックには風や波の音、川のせせらぎ、鳥のさえずりなどを流して思いを表現している。
 コンサートでは、2018年に同町の小島神社を訪れて作曲した「風そよぐ」や、今回筒城浜(石田町)で収録した波の音とそこで遊ぶ子どもの声をバックに、宮沢賢治作詞作曲の「星めぐりの歌」を演奏するなど13曲を披露した。
 同町の自営業、山本真由美さん(43)は「自然の中にいるような感覚になり、(写真や映像で)旅行をしたような気分。気持ちの良い時を過ごせて楽しかった」と話した。

© 株式会社長崎新聞社