自転車のロードレース大会 「ツール・ド・壱岐島」記念大会 12部門379人が力走 長崎

力走する50キロコースの選手=壱岐市芦辺町、王都復元公園前

 自転車のロードレース大会「ツール・ド・壱岐島2023」が4日、長崎県壱岐市内であった。市制施行20周年の記念大会。これまで「壱岐サイクルフェスティバル」として実施してきた大会名称を35回を機に変更した。壱岐サイクルフェスティバル実行委員会(松本六男委員長)主催。
 大会は50キロと30キロに加えジュニアチャレンジレース8キロの3コース12部門に、県内59人(島内14人含む)に宮城県から沖縄県までの参加者を合わせて379人が出場。367人が完走した。
 日本自転車競技連盟登録選手によるエリートの部50キロは昨年に続き畝原尚太郎さん(25)=チームGINRIN熊本=が1時間18分48秒で優勝した。
 畝原さんと、エキスパート50キロ男子優勝・中村悠太さん(23)=福岡県、Teamサコッシュ=、エキスパート50キロ女子優勝・近藤ゆみさん(39)=福岡県=の3人に11月開催予定の「ツールド沖縄」の招待状が贈られた。
 熊本大医学部の学生である畝原さんは「昨年はチームの人に助けられ優勝できたが、今回は自分の狙ったレース展開になってくれた。後半の坂でのスプリング勝負だった。来年は卒業して医者となっていると思うが都合が付けば参加したい」と話した。

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