41歳にして現役引退を決断したズラタン・イブラヒモヴィッチ。
アヤックス、ユヴェントス、インテル、バルセロナ、ミラン、PSG、マンチェスター・ユナイテッドなどのビッグクラブでプレーしてきた超レジェンドだ。
『Sky』によれば、そのイブラがともにプレーした最強ベストイレブンを選んだそう。その顔触れとは!
GK:ジャンルイージ・ブッフォン
2004~2006にユヴェントスでともにプレー
「ユーヴェでの初練習ですぐにブッフォンを相手にしなければいけなかった。
ファビオ・カペッロ監督は高いハードルを設定しやがった。まずディフェンス全員を突破し、次に世界最強のGKを突破するってね。ほぼ不可能なミッションだ」
右サイドバック:リリアン・テュラム
2004~2006にユヴェントスでともにプレー
「巨人ではないが、大理石のように硬い。
彼にとっては、すべてのトレーニングがW杯決勝なんだ。俺は家に帰るとアザだらけだったよ。
彼を抜き去るのは至難の業だった。彼はいつも俺に対して不機嫌だったが、問題はなかった。『イブラ、お前は若くてバカだが、そのうち学ぶだろう』ってね」
CB:チアゴ・シウヴァ
2010~2012にミラン、2012~2016にPSGでともにプレー
「ともにプレーしたなかで最も完成されたDF。俺は常に彼と自分を比べていた。ディフェンスのイブラだ。彼が後ろにいてくれたら、後ろで起きていることは心配しなくてよかった」
CB:アレッサンドロ・ネスタ
2010~2012にミランでともにプレー
「チアゴ・シウヴァの師匠が彼だ。技術とメンタルは完璧で、本物の勝者のメンタリティを持っていた。試合中に下す判断は常に正しかった」
左サイドバック:マクスウェル
2001~2004にアヤックス、2006~2009にインテル、2009-2010にバルセロナ、2012~2016にPSGでともにプレー
「一緒にプレーしたなかで最もエレガントな選手。技術的な繊細さは比類ない」
守備的MF:チャビ・エルナンデス
2009-2010にバルセロナでともにプレー
「彼はバルサでは『ミスターパーフェクト』と呼ばれていた。絶対にミスらないからな。完璧の化身だ。
あらゆるボールを欲しがり、それを配球する。たまにロングパスのリスクを冒すと、『ダメだ、俺を通せ』と言われる。彼を責めたりなどできるものか」
MF:パトリック・ヴィエラ
2005-2006にユヴェントス、2006~2009にインテルでともにプレー
「パトリックは俺をより良い選手にしてくれた。
彼はラバのように働いた。よく走り、そのクオリティとパーソナリティで他の選手たちのレベルを引き上げてくれた。間違いなく俺の試合に最も影響を与えたチームメイトだ」
MF:パヴェル・ネドヴェド
2004~2006にユヴェントスでともにプレー
「彼はマシーン。練習でのお手本さ。チームメイトと全力でやる練習の前後に個人トレーニングまでやる。彼以上のプロは見たことがない」
右ウィング:リオネル・メッシ
2009-2010にバルサでともにプレー
「現実世界に現われたプレイステーション選手。史上最高の選手だ。監督(ジョゼップ・グアルディオラ)が邪魔するまでは、俺たちは素晴らしいコンビだった」
左ウィング:ロナウジーニョ
2010-2011にミランでともにプレー
「天才。彼と一緒だとサッカーをプレーするのではなく、サッカーを楽しめたね。相手が立ち止まって拍手するしかないようなトリックさえもやった」
センターフォワード:ズラタン・イブラヒモヴィッチ
「何も言う必要はない」
また、イブラは、控え選手も選出している。
GK:ジュリオ・セーザル
素晴らしい技術があり、ゴールの中でも外でもプレーできる。
DF:ファビオ・カンナヴァーロ
ひとつのことだけに集中していた。相手にゴールさせないことだ。
MF:アンドレス・イニエスタ
彼にボールを託せば、彼が守ってくれた。
MF:ジェンナーロ・ガットゥーゾ
世界最高の選手ではないかもしれないが、チームメイトに200%の力を出させることができた。
MF:クラレンス・セードルフ
彼は何でもできた。
イニエスタのボールキープ力には舌を巻いていたようだ。
さすが、イニエスタ!
なお、 記事にはイブラ直筆のメモも掲載されている。それを見ると、控えGKは、ユナイテッドで同僚だったダビド・デヘアを取り消し線で消して、ジュリオ・セーザルを選んでいる。