再エネで静かに快適に湖上遊覧、電池推進船発着のレイクセンター開業 福井県美浜町【若越画報】

運航中の騒音が小さく快適な乗り心地の電池推進遊覧船

 再生可能エネルギーによる電力のみで運航し、久々子湖と水月湖(福井県若狭町、美浜町)を巡る電池推進遊覧船が発着する美浜町レイクセンターが4月に開業した。運航中の騒音が小さい遊覧船の乗り心地は快適で、湖上から風光明媚(めいび)な三方五湖の景観を楽しめる。

 遊覧船は同センターや船体の太陽光パネルなどを使い、再エネによる電力のみで動く全国初の取り組み。久々子湖から浦見川を抜け、水月湖を巡って戻る8.8キロを約50分で走る。静粛性が高く、水鳥を間近で観察できる。

 スマートフォンで操作できる小型電池推進船は、その場で回転するなど小回りが利く自由度の高い航行が魅力。センター内にあるカフェでは、5種類のホットドッグを販売しており、シカ肉のフランクフルトを使った「鹿フランクドッグ」が一押しだ。

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