「みんな平等みたいなのをやって…」 吉田麻也が指摘する、“日本の教育の問題点”とは

昨年のワールドカップで日本代表をキャプテンとして牽引した吉田麻也。

TOKYOFMをキーステーションに放送中の「吉田麻也のチャレンジ&カバー」でリスナーからの質問に答えてきた。

この日は「仕事で明らかに自分より格上の相手と競い合う時のメンタルの持ち方」を聞かれるとこう話していた。

「社内での評価や社外でのコンペ、世の中は競争に溢れています。

格上と対戦する時にどういうことを意識するかということなんですけど。

これはもうね、僕が思うに日本の教育がよくないですよね。

みんな、仲間、平等みたいなのをやって、結果、社会に放り出されたら競争が待っているっていう、これはよくないなぁって僕はいつも思いますけども。

あんまりこういうことを言うとまたここだけ切り取られてね、ニュースにされるんでやめときましょう。

僕はこの10年くらい格上の選手とばっかり戦っていると思ってます。

オランダにいる時はそんなに感じなかったですけど、イギリスに行ってからは特に格上の選手とばっかり対戦するなぁと思っているので、怖い時もあるし、自信がなくなる時もあるんですけど、それを払拭するためには自信を持たなければいけない。自信を持つためにどうするかっていったら、やっぱりたくさん練習して、たくさん準備することだと思うですよね」

「例えば、W杯なんかも、ドイツとかスペインとか倒せないじゃんっていう怖さはあるんだけど、やっぱりそれ以上の準備に準備を重ねて、よしこれならいけるっていうところから、さらにこれならもっといけるというところまで持っていって、やっと格上の選手たちに対等にぶつかることができるんじゃないかなと思ってます。

だから、そういう意味では準備が全てなんじゃないかなといつも思って戦うことを心がけています。

相手が格上でも負けるのは当然悔しいですよね。悔しいですし、その後にどうやって立ち上がるかが大事かなと思います。

リーグ戦とかでもホームでボコボコにやられた、次にアウェイで戦うっていう時に、その悔しさを自分のトレーニングに励むモチベーションに変えるようにいつもしていますね。こいつにだけはやられたくないとか。

例えば、W杯の話ばっかりになっちゃうけど…W杯もシャルケで前半戦に散々にやられてきたけど、そのやられてる状態のなかで、『いや、絶対W杯で見返してやるぞ』っていう気持ちが自分を奮い立たせてくれたなと思っているので、そこが大事なんじゃないかな、そういうハングリー精神っていうのはすごく大事になってくるかなぁと思います」

社会人になるといきなり競争社会に投げ出されるにもかかわらず、そういうことを教えない日本の教育の問題点を指摘。

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そのうえで、準備を整えておくことと、その後にどう取り組むかが大事だとも述べていた。

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