【横浜】ホテルビュッフェの「新食感フレンチトースト」が激ウマ!こんなにプルプルは初めて♪

【リストランテ エボルタ ウニコ ポーロ】 「至福のプレミアムフレンチトースト」

唯一無二のフレンチトーストを食べさせてくれるレストランが横浜にオープンした。

『三井ガーデンホテル横浜みなとみらいプレミア』にできた『リストランテ エボルタ -ウニコ ポーロ(以下ウニコ ポーロ)』である。

【9枚】横浜「リストランテ エボルタ ウニコ ポーロ」フォトギャラリー

こんがりと陽焼けしたような美しい焼き色。卵の黄身を思わせるおいしそうな色。鼻に近づけた途端、甘い香りに魅了された。

けれど、ナイフで切ろうとした瞬間、最大の驚愕を味わった。表面こそカリカリしていたものの、その中心はプリンのようにやわらかく、プルプルしていた。

小さく切ったフレンチトーストを口に入れ、数回噛むと舌のかなたに消えた。

鼻孔をくすぐる卵とバターの甘い香り。

プルプルした、やわらかい生地。これまで食べたことのない食感とその芳しい香りにノックアウト。

こんなにプルプルのフレンチトーストは初めてかも

「ああ、もうひとつ食べたい」

誰もがそう思うはず。でも、すぐにそのわがままがかなう。なぜなら『ウニコ ポーロ』のフレンチトーストは朝食ビュッフェで提供しているから。

つまりおかわり自由。

【リストランテ エボルタ ウニコ ポーロ】 焼き立ての「至福のプレミアムフレンチトースト」を食べてこよう

「『至福のプレミアムフレンチトースト』と命名させていただきました」と微笑むのは、エグゼクティブシェフの手塚真規さん。

手塚さんは有名ホテルのフレンチトーストを食べ歩き、フレンチトーストの研究にいそしんだそうだ。

「食パンで作る店が多いと思いますが、バターの風味とコクを愉しめるブリオッシュを選びました」

【リストランテ エボルタ ウニコ ポーロ】 フレンチトースト用に開発したブリオッシュ

ブリオッシュはバターと卵をふんだんに使用したリッチなパン。手塚さんは提携するパンメーカーに食パン型のブリオッシュを開発してもらった。

ブリオッシュにした理由はもうひとつある。

「耳を切りおとしたブリオッシュに卵黄(千葉の卵『茜美人』を使用)とクリームと砂糖で作った卵液に6時間以上漬け込みます。生地に気泡が多いブリオッシュは、卵液をたっぷり吸ってくれるのでプリンのようにプルプルになります」

プリンのようになったパンをコンベクションオーブンに入れ、卵を少しだけ固める。

これを客の目の前にある鉄板で1つずつ丁寧に焼き上げる。

開発中「甘すぎではないか」という意見が出たことから試行錯誤をくりかえした。砂糖を減らし、ココナッツオイルをぬって焼くフレンチトーストを完成させた。

「糖分を下げ、ココナッツオイルの甘い香りを際立たせることにしました。フレンチトーストを食べるためにこのホテルに泊まりたいと言ってくださるお客様もいらっしゃいます」

その人は女性だろうと思ったが、大ハズレ。フレンチトースト好きは淑女に限った話ではないようだ。

神奈川産の新鮮な食材を使った料理が絶品

【リストランテ エボルタ ウニコ ポーロ】 横浜らしく中華料理も並んでいた

朝食ビュッフェなのでフレンチトースト以外のご馳走もたくさん並んでいる。

焼売や麻婆豆腐などの中華料理もあったが、特筆すべきは神奈川産の食材を使った料理だ。

ここでしか味わえない料理を紹介する。

【リストランテ エボルタ ウニコ ポーロ】 クロワッサンの左が「自家製ローストポーク」

そのひとつが、「自家製ローストポーク」。

神奈川ではいろいろなブランド豚が飼育されている。そのなかから手塚さんは「かながわ夢ポーク」を選んだ。国産茶葉や麦類、サツマイモを与えて育てているため肉質がやわらかいのが、この豚肉の特徴だ。

クセがなく、とろけるようなローストポークは食べる価値あり。白いご飯と食べてもおいしいかも。

【リストランテ エボルタ ウニコ ポーロ】 「秦野野菜のミックスサラダ」がおかれたコーナー

「秦野野菜のミックスサラダ」に入っていたトマトが素晴らしかった。なにしろ糖度が高いのだ。

下手なフルーツよりも甘いかもしれない。

【リストランテ エボルタ ウニコ ポーロ】 「三浦大根のフリット」

ここの朝食は野菜を食べるべきかも。そう思い、別のコーナーへ向かったらおいしそうな野菜料理が「三浦大根のフリット」が並んでいた。

ダイコンのフリットなんて聞いたことがない。1つ食べたが、ダイコンをそのままフリットにしたものではないようだ。

「醤油ベースの出汁で煮たものをフリットに仕立てています。弊社のスタッフの間でもダイコンのフリットが人気です」

噛んだ瞬間、うま味が口のなかに広がっていく。おいしくて何個も食べてしまった。

湘南名物のシラスを使った超うまパスタ

【リストランテ エボルタ ウニコ ポーロ】 「湘南シラスと浜名湖産生海苔のパスタ」

屋号からもわかるようにこのレストランはイタリアンだ。ここでしか食べられないパスタ「湘南シラスと浜名湖産生海苔のパスタ」があった。

パスタは南イタリアのショートパスタ「カサレッチェ」。断面がS字状のユニークなパスタだ。

シラスと生海苔。噛んだ途端、海の香りが口いっぱいにあふれ、鼻からぬけた。この味覚には驚いた。パスタはゆでたてに限るなどと言わず、まずはご賞味あれ。

フレンチトーストの香りとプルプルの生地に衝撃を受け、パスタでまた驚愕させられた。

唯一無二のフレンチトーストや神奈川産の食材を使った朝食ビュッフェは、宿泊者はもちろん、宿泊者でなくても鑑賞できる。宿泊者は2970円、宿泊者でない人は3190円。

【リストランテ エボルタ ウニコ ポーロ】 朝食は7時からだが、7時半すぎに行ったらけっこう賑わっていた

RISTORANTE E'VOLTA Unico Polo(リストランテ エボルタ ウニコ ポーロ)

住所/神奈川県横浜市西区みなとみらい3-3-3 三井ガーデンホテル横浜みなとみらいプレミア 20F

電話/045-306-6731

営業/朝7:00~10:30(最終入店10:00)、昼12:00~15:00(LO14:00)、cafe14:30~16:30(LO16:00)、夜17:30~22:00(LOコース20:00、アラカルト21:00、ドリンク21:30)

※食材は季節ごとに変化するため、記事内で紹介した料理でない場合もあります。

(mimot.(ミモット)/ 中島 茂信)

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