大手ホテルチェーン、アパグループの長崎県内3軒目となる「アパホテル長崎出島」が27日、長崎市樺島町にグランドオープンした。全186室。増加するインバウンド(訪日客)対策として、万国共通で認識できるピクトグラム(絵文字)を客室や共用部のサインに採用した。
旧コンフォートホテル長崎を取得後、昨年12月27日にプレオープン。2階の会議室区画を客室化するなど改装を進めてきた。エントランスには、アパホテル特有のオレンジ色のゲート、フロントやロビーに高級感のあるシャンデリアを配した。全室の家具や家電などを入れ替え、隣り合う客室を部屋内のドアでつないで利用できる「S-Sコネクトツインルーム」を新設した。
この日の披露式典には約100人が出席し、テープカットするなどして祝った。アパグループの元谷一志社長兼最高経営責任者(CEO)は「ターゲットは訪日客やビジネス需要。長崎市は観光都市として世界的に注目を集めている」とし、「今後も積極的な出店を検討したい」と話した。