業界の発展向上に一丸 食肉生活衛生同業組合連合会、山形で全国大会

食肉業界の発展に向けて決意を新たにした全国大会=山形市・ホテルメトロポリタン山形

 全国食肉生活衛生同業組合連合会の第64回全国大会山形大会が29日、山形市のホテルメトロポリタン山形で開かれ、食肉業界のさらなる発展・向上に一丸となって取り組む大会宣言を採択した。

 全国から約240人が参加した。大会実行委員長の吉田昌弘県食肉生活衛生同業組合理事長が「食肉業界を取り巻く経営環境は予断を許さないが、これからも組合員の英知と行動で食肉業界の発展に努める」、同連合会の肥後辰彦会長が「各関連団体と連携し、食肉の衛生管理徹底や組織の強化・活性化を図る」と、それぞれあいさつした。

 遠藤利明自民党総務会長や吉村美栄子知事、佐藤孝弘山形市長らが祝辞を述べ、鈴木憲和衆院議員(県2区)、舟山康江(県選挙区)と芳賀道也(同)の両参院議員らが来賓出席した。

 大会宣言に続き、食品衛生管理の国際基準「HACCP(ハサップ)」の考え方を取り入れた衛生管理の徹底、日本政策金融公庫の融資制度を活用した経営の合理化などを盛り込んだ大会決議を採択した。席上、生活衛生功労者表彰も行われた。

 大会は全国持ち回りで開かれ、本県開催は54年ぶりとなった。

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