浴衣姿で訪れた本県の観光地を海外にPRしようと、昭和女子大(東京)と米テンプル大ジャパンキャンパス(同)の学生たちが30日、県内での活動を開始した。天童市の滝の湯では温泉宿の魅力を写真や動画に収め、若者の視点で“映える”作品づくりに挑んだ。
老舗呉服店「布施弥七京染店」(山形市)の布施将英専務が企画した。学生たちは日本と米国、ウクライナの計13人で、語学力を生かして社会貢献に取り組む活動の一環で訪れた。温泉に触れたり、館内をゆっくり歩いたりと、さまざまなシーンを収録した。昭和女子大4年の森川日南子さん(23)は「細かい心遣いや和の心など、改めて感じた日本文化の良さを伝えたい」と話した。
最終日の7月1日は山形市の山寺や蔵王温泉などで活動する。作品は今後、SNS(交流サイト)で発信する。