ポルトガルと長崎県が連携協定 大石知事、現地で締結 両国交流480周年の節目

連携協定締結式に出席した大石知事(左から4人目)やアンドレ副大臣(同5人目)ら=ポルトガル、ネセシダデス宮殿迎賓館(県提供)

 長崎県は6月30日、ポルトガルと連携協定を締結したと発表した。文化やスポーツ、観光、産業など幅広い分野で連携し、関係を深める。現地を6月に訪問した大石賢吾知事が、同国のフランシスコ・アンドレ外務・国際協力担当副大臣と覚書を交わした。
 今年はポルトガル船が種子島に漂着し、日本との交流が始まって480年。県によると、26日の締結式でアンドレ副大臣は「両国交流480周年の重要な節目。さまざまな分野での連携を深めていきたい」と歓迎した。
 大石知事は23日から26日まで滞在。長崎日本ポルトガル協会長の森拓二郎長崎商工会議所会頭や徳永達也県議会議長らも同行した。首都リスボンの「第10回日本祭り」に県として参加したのは都道府県で初めて。会場で本県の観光や物産、世界遺産をPRした。
 大石知事らはこのほかレベロ・デ・ソウザ大統領やポルト市長らとも面会。カスカイス市では市民参画・企業連携型のスマートシティーの事例説明を受けた。

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