ロングスカートにレギンスをコーディネートしたいけど「夏場にレギンス暑いねん！」という人向けに、「靴下屋」ブランドで知られるメーカー「Ｔａｂｉｏ（タビオ）」（本社：大阪市浪速区）がとある解決商品を先日ツイッターに投稿した。
「靴下屋」で販売されている、ふくらはぎだけを隠してくれる優れモノ「セパレートレギンス」（提供：靴下屋）
暑い夏も快適に履けるレギンス･･･その名も「セパレートレギンス」。使い道がずいぶん限定される商品だが、さっそくＳＮＳには「え？ まって。これ欲しい」「考えた人わかってるね･･･天才じゃん」「買う･･･」とコメントが寄せられて好評のよう。なぜ「ふくらはぎだけのレギンス」つくったのか、ツイッターのなかの人「１号」さんに訊いた。
「靴下屋」のツイート
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──「普通のレギンスが暑い」という声を受けて、ふくらはぎだけの商品を作ることになったのですか？
実は、秋冬用に腰回りが苦しいという方向けに、膝より上の丈でセパレートレギンスを４年前くらいから作っていますが、ふくらはぎだけというのは初めて発売しました。担当者からは「本当にいるんですか？」って言われたんですけど（笑）。
スカートの丈が長くなって、レギンスの見える部分がすごく少なくなったので、「腰までいらないよね」と。レギンスはお腹周りのサイズとか背の高さによって履きにくかったりするので、ふくらはぎだけなら多くの人をカバーできるし、夏でも履く方がいらっしゃるので作りました。
──なるほど。でもこれってレッグ・ウォーマーのような･･･？
まったくその通りです。違いは何もないです。
──え！そうなのですか？？
靴下ってそこまで違いがないので、こういう使い方があるよね、使い方を変えると便利だよって、名前を変えて売っていたりします。今回のアイテムもそうなんですけど、「発想を変えたら快適に過ごせるよ」ってアイテムは結構あるので、そういう提案をしていきたいというところですね。
──たしかに、巷にはパンプス用のソックスと膝丈ストッキングが合体していたり、足首上までの短い丈のパンツスタイル用ストッキングがあったりと、「ふくらはぎだけのレギンス」のように使う人は快適そうだけど使い道が狭い商品が結構ありますね。
足につけるものは、全部カバーしたいと思っています。
ソックスとストッキングが合体した「カバー付きストッキング」（提供：靴下屋）
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話を訊いていると、靴下のコーディネートをもっと楽しんで欲しいと、靴下愛が止まらない１号さん。そして、「とりあえずあるものから選ぶのではなくて、この服だから『この靴下』だったり、履き心地が好きなど、ちゃんと選んでほしい。この色が好きだから履いているとか、そのレベルでいいと思います」と１号さんはアツい思いを語る。
今回話題になった同商品もそんな「靴下選び」の一環。「足につけるものは、全部カバーしたい」という思いから生まれた「セパレートレギンス」は、夏の暑さで諦めていたレギンスコーデに一役買ってくれそうだ。
取材・文／太田浩子
