新型コロナ感染者、前週比1.43倍 兵庫県内、3~9日の1週間 6週連続で増加

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 兵庫県は13日、県内の医療機関199カ所から3~9日の1週間に報告があった新型コロナウイルス感染者は1663人で、1カ所平均8.36人だったと発表した。6週連続で増加し、前週(6月26日~7月2日)の1162人、平均5.84人から1.43倍となり、増加スピードが上がっている。国が5類移行前にさかのぼって示した参考値によると、1日平均3千人前後だった1月下旬の水準に近いとみられる。

 政令・中核市の定点当たりでは、神戸市=6.60人▽姫路市=9.47人▽尼崎市=6.73人▽西宮市=7.36人▽明石市=6.36人-となり、全5市で増加した。県所管では中播磨健康福祉事務所管内が27.00人と突出して多く、宝塚、龍野、赤穂、朝来の各健康福祉事務所管内でも10人を超えた。

 13日午前0時時点で、入院患者は前週比で63人増えて385人、重症者は2人増の9人となった。

 県感染症対策課は「今後も感染者の増加が懸念される。暑さで室内を閉めきる機会が増えるので換気を心がけ、高齢者施設や医療機関ではマスク着用を」と呼びかけている。(井川朋宏)

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