自民・公明で候補者調整 衆院・広島3区 斉藤鉄夫氏と石橋林太郎氏が語る

自民党と公明党の候補者調整で、衆議院広島3区の与党統一候補となった公明党現職の 斉藤鉄夫 国土交通大臣と、広島3区での擁立を求めてきた自民党現職の 石橋林太郎 氏が16日、イベントで顔を合わせました。

広島市安佐北区で開かれた乗り合いタクシーの20周年を祝う式典に参加した、公明党現職の斉藤国交大臣です。

比例区選出で、自民党現職の石橋氏とあいさつを交わしました。

衆議院広島3区をめぐっては、自民・公明両党で協議が整う前に、公明党が斉藤国交大臣の擁立を決定し、地元の自民党から不満の声が上がりました。

広島3区で石橋氏の擁立を求めてきた自民党県連は、石橋氏を3区の党支部長にするよう自民党本部に要求。県連の 中本隆志 会長代理は、「次の衆議院選挙の後に石橋氏を支部長にする確約が取れた」とし、県連として次期衆議院選挙は、斉藤国交大臣を応援することで了承しました。

自民党県連 中本隆志 会長代理
「我々はしぶしぶ、仕方なく、そのようにするということ」

広島3区の与党統一候補となった斉藤国交大臣は16日の式典後、石橋氏と連携していくと抱負を語りました。

公明党 斉藤鉄夫 衆院議員(広島3区)
「自由民主党から新広島3区の推薦内定をいただいた。与党統一候補として、しっかり岸田政権を支えるために、石橋林太郎先生とよく連携を取りながら、しっかりがんばっていきたいと思う」

一方、石橋氏は、斉藤国交大臣を与党統一候補とした自民党本部の方針について、 特にコメントはないと話しました。

自民党 石橋林太郎 衆院議員(比例中国)
「2年半、ずっと広島3区で自民党の支部長が不在という状況が解消されていないので、自民党の活動拠点として支部を置いて、支部長に選任いただいて、地元で有権者のみなさまに対しての誠実な活動を続けていくということを早くさせていただきたいというのは、ずっと思っているところ」

また、次期衆議院選挙での斉藤国交大臣への応援については、「県連の決定を待ちたい」と述べるに留めました。

自民党 石橋林太郎衆院議員(比例中国)
「そこはぼくレベルで考える話ではないと正直、思うところで、自民党の県連の方としても、これから党本部と正式なやり取りをすると理解しているので、そこの決定を待ちたいと思う」

衆議院広島3区からは、日本維新の会・新人の 瀬木寛親 氏も、立候補を予定しています。

© 株式会社中国放送