歴代フェアレディZ、130台集結 青森・八戸市 管野さん(三戸町)企画

初代から最新型まで約130台のフェアレディZが集結したイベント

 1969年に初代が発売された日産のスポーツカー「フェアレディZ」のオーナーが一堂に集まるイベント「オールフェアレディZ」が16日、青森県八戸市のYSアリーナ駐車場で初めて開かれた。初代「S30型」から最新型「RZ34型」まで全国から約130台が集結し、市民らが貴重な車を見学したり、オーナー同士が交流を深めた。

 同イベントは3代目「Z31型」のオーナーで、三戸町目時でアメリカン雑貨販売店「メトキベース」を経営する管野雅浩さん(54)が企画。全国の仲間に協力を呼びかける一方、地元のキッチンカーも参加し、家族ぐるみで楽しめるイベントとした。

 Z31型に乗って徳島県から参加した会社員三好景満(ひろみつ)さん(44)は「徳島から1400キロ走ってきたが、イベントは楽しい」と笑顔。昨年発売されたRZ34型は6台参加し、オーナーの一人の弘前市の自営業男性(27)は「Zがこれだけ並ぶと壮観。デザインが初代から脈々と受け継がれていることが分かる」と話した。

 見学は無料で、会場は車好きの市民らでにぎわった。家族で訪れた青森市の乙部高寿さん(43)は「昭和から令和まで歴代のZがいっぱい並び、格好いい」と声を弾ませた。

 管野さんは「目標の100台以上集まりほっとした。親子で会場を訪れ、『自分も将来はこんな車に乗りたい』と子どもたちが興味を持ってくれれば」と期待していた。

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