高校生のSNS安全講習 夏休みのトラブル防止へ適切な利用方法学ぶ(静岡・富士宮市)

夏休みを前に静岡・富士宮市の高校では、生徒たちのSNS上でのトラブルを未然に防いでもらおうと、専門家を招き講演会を開きました。

この講演会は、夏休みに入ると生徒たちのSNSの利用が増えることから、適切な利用方法を学んでほしいと開かれたものです。講師には、情報セキュリティなどに詳しい中央大学の岡嶋裕史教授が招かれ、岡嶋教授は「SNSの発信力は、100年前だったら権力者しか 手にすることができなかったが、 世界の裏側まで届くチカラを一人一人に与えた」と話し、“投稿する画像や言葉には注意”するよう呼びかけました。

(中央大学 国際情報学部 岡嶋 裕史 教授)

「SNSで何かしゃべる、入力するときは、テレビやラジオに出演しているつもりで 言葉を選ぶと、変な炎上事件に巻き込まれずにすむと思う。強烈な大きいチカラを手にしていると考えてほしい」

また、岡嶋教授は「SNSを正しく活用していい友達関係を作ってほしい」と訴えた上で、直接、コミュニケーションをとることや、外に出ていく経験も大事にしてほしいと話しました。

(高校2年生)

「自分がささいな小さい言葉でも、大きくとられたり炎上に関わると聞いた、自分の言葉一つにも気を付けたいと思いました」

(高校3年生)

「写真をSNS上にあげるときに自分の目に映っている物で、どこで撮ったかどこで遊んでいるのか行動範囲が割れるので」「友達の写真を上げたりするときは、きちんと許可をとっ たり、公衆の面前に出るような アカウントにはあげないようにしたい」

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