バス車内閉じ込めや携帯操作し運転 京都市交通局と京阪京都交通に警告 国交省近畿運輸局

【資料写真】京都市バス

 国土交通省近畿運輸局は25日、バス運転手への指導監督が不適切だったとして、京都市交通局と京阪京都交通(本社・京都府亀岡市)を文書警告したと発表した。

 運輸局によると、市交通局に関しては、3月30日に市バスが前方不注視で軽乗用車への追突事故を起こし、乗客を含む6人が軽傷を負ったほか、5月26日には市バスが終点に到着後、運転手が車内確認を怠り、寝ていた乗客を約10分間、閉じ込める事案があった。市交通局は「処分を重く受け止め、全営業所に基本操作の徹底の指示を行った」とした。

 京阪京都交通では6月10日、亀岡営業所に所属する路線バスの運転手が私用の携帯電話を操作しながら約2分間走行する事案があった。同社担当者は「車内への携帯電話の持ち出しは禁止しており、再徹底する」と話した。

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