夏の山、駆けて心地よい汗 児童や園児がトレイルラン教室 京都・福知山

木村さん(左)の指導で勢いよく坂道を駆け下りる子どもたち=福知山市大江町仏性寺

 子どもたちが山の景観を楽しんで駆けるトレイルラン教室が23日、京都府福知山市大江町仏性寺の大江山周辺で始まった。児童や園児ら23人が山道の走り方を繰り返し練習し、心地よい汗を流した。

 トレイルランナーの木村克己さん(47)が、石の上を左右に素早く動くステップや、下り坂で滑らないよう体の重心を落とす走り方などを指導した。急な上り坂では「太ももに手を当てれば、足を支えられてしんどさが和らぐ」と助言。子どもたちは丘の頂上にある「鬼のモニュメント」を目指し、約400段の階段を懸命に駆け上がっていた。

 雀部小2年の男子児童(7)は「山を走るのは初めてでしんどかったけど、走るのが好きなので頑張れた」と話していた。

 教室は環境保全や観光振興を目的に、市が昨年から実施している。8月5、10、11日にも開く。5、11日は食事付きのため有料(10日は無料)。申し込みは市文化・スポーツ振興課0773(24)7069。

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