勇壮、明治神輿 下館祇園まつり開幕 茨城・筑西

下館祇園まつりが開幕し、勇壮に練り歩く明治神輿=筑西市丙

茨城県筑西市の夏の風物詩「下館祇園(ぎおん)まつり」が27日、下館駅北口駅前通りを中心に開幕した。約130年の歴史を持つ「明治神輿(みこし)」が街中を勇壮に練り歩き、大勢の観客を魅了した。

今年はコロナ禍の制限はなく、従来通り4日間で約20万人が来場する見込み。担ぐ神輿で日本最大級の重さ2トンを誇る「平成神輿」や女性が担ぐ「姫神輿」、「子供神輿」約30基が登場する。

明治神輿は日清戦争の戦勝記念として1895年に建造された。この日は午後5時半ごろ、羽黒神社を出発。6年ぶりに駅南口を練り歩いた後、駅北口駅前通りで勇壮な姿を披露した。

29日に市内外のみこし・山車が参加する「わっしょいカーニバル」、高張ちょうちんを先頭に平成神輿が宮入りする「宮入道中」、30日早朝に勤行川でみこしを清める「川渡御」が行われる。

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