全国で街路樹枯れる ビッグモーター 植栽、茨城県も調査

(写真左)道路の植え込みが一部だけなくなり、地面があらわになったビッグモーターひたちなか店前。(同右)2013年5月には植栽されていた(グーグル・ストリートビューより)=ひたちなか市新光町

中古車販売大手「ビッグモーター」の一部店舗前で街路樹が不自然に枯れたり、植栽がなくなっている問題で、茨城県は27日、県管理の国道や県道沿いにある6店舗前の現地調査を実施した。今後、過去の状況と照らし合わせるなど、詳しく調べる。

県道路維持課によると、職員が各店舗前の状況を目視で確認した。今後、街路樹の設置や植栽の生育状況などを調査する。同課は「深掘りする必要性があれば時間がかかる」としている。

同県ひたちなか市新光町の「ひたちなか店」では現在、同店前だけ植栽帯に植え込みがなく、地面があらわになっている状態。2013年5月撮影のグーグル・ストリートビュー画像では、植栽帯に植木が並んでいた。

ビッグモーターは県内で計8店舗を展開。日立店と石岡店が沿道にある国道6号は国が管理している。

店舗前の街路樹は各地で枯れているのが確認されており、国土交通省は全国の地方整備局に対し、店舗周辺の街路樹の調査を指示。各自治体も状況を調べている。

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