「第51回たけの海上花火大会」(神戸新聞社など主催)が30日夜、兵庫県豊岡市竹野町竹野の竹野浜海水浴場であり、大迫力の約千発が夜空に輝いた。
花火は、徳島県阿南市の「岸火工品製造所」が手がけ、台船と防波堤から打ち上げた。今年は「ゆめと満開の花」をテーマに、鮮やかな桜色を表現した「桜、咲き誇れ」や、金色の光が降り注ぐ「きらめき未来へ」など、音楽に合わせた5部構成のプログラムを展開した。
「病気の人を治せる研究員になりたい」「いろんな人に優しくしたい」「漁師になりたい」など地元の竹野小学校児童の夢や、一般から募った大切な人へのメッセージを託した10号玉も次々と打ち上がり、砂浜に集まった観衆が拍手を送った。
豊岡市から両親と訪れた女児(5)は「キラキラしたのがきれいだった」とうれしそうだった。(長谷部崇)