元日本アメリカンフットボール協会理事長・古川明さん死去、92歳 関学出身、競技発展に尽力

古川明さん

 日本アメリカンフットボール協会理事長などとして競技の発展に尽くした古川明(ふるかわ・あきら)さんが7月30日午前10時39分、肺炎のため兵庫県尼崎市内の病院で死去した。92歳。大阪市出身。自宅は尼崎市。葬儀・告別式は近親者で行った。

 旧制大阪府立池田中学校(現池田高校)でタッチフットボールを始め、関西学院大アメリカンフットボール部に入部。4年連続で甲子園ボウルに出場し、初優勝に貢献した。卒業後は米国でコーチ学やリーグ運営を学び、1970年に現在の関西学生連盟の専務理事に就任。場内解説や審判団の育成、広報体制の強化に力を注ぎ、競技の普及に努めた。日本協会理事長、関西協会理事長などを歴任し、2004年に日本アメリカンフットボール殿堂入り。08年に神戸新聞平和賞(スポーツ賞)を受けた。

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