県なかがわ水遊園のカピバラ死ぬ 大水槽泳ぐ姿人気 「茶々丸」悼み献花台

死んだカピバラの「茶々丸」=県なかがわ水遊園提供

 栃木県大田原市佐良土の県なかがわ水遊園は6日までに、約10年飼育していたオスのカピバラ「茶々丸(ちゃちゃまる)」が5日死んだと発表した。老衰とみられ、10歳だった。

 園によるとカピバラは南米アマゾンなどに生息する世界最大のネズミの仲間。寿命は10~13年程度。

 茶々丸は2012年12月に那須どうぶつ王国(那須町大島)で生まれ、翌13年7月から水遊園で飼育、展示されてきた。陸での気ままな雰囲気とアマゾン大水槽内を縦横無尽に泳ぐ姿のギャップなどから人気があった。

 今年6月ごろから体重減少やふらつきが見られ、8月5日朝に起き上がれなくなり、死んだことが確認された。

 カピバラ展示担当の森絢女(もりあやめ)さん(28)は「茶々丸は小さい頃から見ていた友達のような存在。よく頑張った」と話した。園は31日までインフォメーション前に献花台を設置している。

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