愛犬の睡眠中、絶対にやってはいけないNG行為3つ!考えられる悪影響と理想的な対応とは

犬ってどれくらい眠るの?

犬はどれくらい眠るものなのか、ご存知でしょうか。実は健康な成犬の場合、必要な睡眠時間は12~16時間といわれています。ご自分の睡眠時間を思い出して比較すると「すごく長い」と思われる方も多いかもしれませんね。

人間は深い眠りの割合が多いですが、犬は浅い睡眠の割合が多く、浅い睡眠を小分けにしてとっているといわれています。

犬が野生で暮らしていた際、「外敵がやってきたときにすぐに起きて逃げられるように」と周囲を警戒しながら眠っていたため、このようなスタイルになったと考えられています。浅い睡眠が多いから、必要な睡眠時間が長いのですね。

ペットとして大切に飼われている今でも、その名残から飼い主さんのちょっとした行動でも犬はすぐに起きてしまいます。

愛犬の睡眠中に絶対にやってはいけないNG行為とは

ではここからは、愛犬の睡眠中に絶対してはいけないNG行為について解説いたします。

1.大きな音をたてる

睡眠中の犬のそばで大きな音をたてるというのも、もちろん絶対NGな行為のひとつです。

犬は人間の何倍も聴覚が優れており、人間では聞こえない音を聞き取ったり、1km以上先の音も聞き取ったりすることが可能だといわれています。

人間も寝ているときに物音がすると気になって眠れなくなることもありますよね。犬は聴覚が優れているので、より敏感なのです。寝ているときに大きな音で起こされると、犬は周囲を警戒して眠れなくなったり、あるいは(また音がするかもしれない点)と警戒しながら体を休めることになり、ストレスがたまってしまいます。

また、犬の名前をむやみに呼んだり、「おやつ」「ごはん」などの好きなことに関するワードをわざと言ったりするのもNGです。眠りの浅い犬が、無意識に反応してしまうかもしれません。

寝ている犬がいる部屋では、人間は大きな音をたてたり騒いだりせずに、なるべく静かに過ごすようにしましょう。

2.無理に起こす

寝ているところを起こされるのは犬にとってもストレスですし、「この人が近くにいるなら起こされるかも」「この人と一緒にいると眠れない」と警戒するようになる、あるいは起こした人への信頼感がなくなる可能性も。

また、いつも寝ている時間に無理やり起こすと、普段の睡眠ペースがくずれ、生活リズムが乱れてしまう恐れもあります。愛犬が眠っているときは、起こしたりせずにそっとしておいてあげましょう。

3.体をなでる

すやすや眠る天使のような寝顔やちょっと笑ってしまいそうなへんてこな寝相など、寝ている愛犬の姿もたまらなく可愛いものですよね。

ついつい愛おしさから体をなでたり、こっそり添い寝したりしたくなる気持ちもわかります。しかし、ちょっとした刺激でも、眠っている犬を起こしてしまうのでNGです。

先程もご紹介したように、犬は、眠りの浅い状態がとても長く続くため、ちょっとした刺激にも敏感に反応して目が覚めてしまいます。

また、眠りから覚めるだけでなく、無防備な状態のところを触られたことで、犬がびっくりして誤って飼い主さんを噛んでしまったり、あるいは犬が驚いて飛びのいた先で家具や壁にぶつかりケガをしてしまう可能性もあります。

不幸な事故を防ぐためにも、犬が寝ているときには、「触りたい」「撫でたい」という気持ちはグッと堪えて、犬が起きているときにスキンシップをとるようにしましょう。

まとめ

今回は、愛犬の睡眠中にやってはいけないNG行為についてご紹介しました。

人間に限らず、睡眠は犬にとっても大切で、心身の安定に欠かせないものです。

眠りが浅く、そして聴覚に優れた犬に安眠してもらうためにも、犬が寝ているときはスキンシップをしたり無理に起こしたりしないようにしましょう。

近くでうるさい音をたてるのは避け、くれぐれも静かな環境で落ち着いて眠れるように配慮してあげてくださいね。

(獣医師監修:平松育子)

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