イラン、対ロシア軍事支援を否定 米は無人機提供批判

 来日したイランのアブドラヒアン外相が7日、東京都内のイラン大使館で記者会見し、ウクライナに侵攻するロシアへの無人機(ドローン)提供を含む軍事支援を「行った事実はなく、言いがかりだ」と否定した。米欧からウクライナへの武器供与こそ情勢を悪化させていると主張した。

 米国家安全保障会議(NSC)はイランがロシアに対し、昨年8月以降、400機以上の無人機を提供したと批判。ウクライナもロシアがイラン製無人機を攻撃に多数使っていると訴えている。

 アブドラヒアン氏はこれらの指摘は事実無根で「何の証拠も示されていない」と反発した。(共同)

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