広島カープ 森下暢仁「勝つことが一番」 首位追走へ 勝負の夏

石田充 アナウンサー
広島カープは、8日から神宮球場・バンテリンドームというビジター6連戦。けがをしてきた 西川龍馬 選手が復帰し、またギヤも上がってきそうですけども、気になるけが人というと、登録抹消している 森下暢仁 投手。首位返り咲きへ、勝負の夏、キーマンの1人です。

レギュラーシーズンの戦いは今夜で100試合目となります。新井貴浩 監督が語る “勝負の8月中旬” も迫ってきました。そして、この1週間はマツダスタジアムでゲームはないんですが、週末のバンテリンドームでのゲームに向けて、先発投手陣2人が調整を行っています。

野村祐輔投手、ここまで今シーズン、5試合に先発して1勝。防御率が0.35。1勝止まりなのが不思議なくらいの成績を残しています。26イニングで自責点はわずかに1。中6日で回れば、8月11日(金・祝)での先発が予定されます。

野村投手といえば、2007年の夏、佐賀北高校との夏の甲子園決勝戦が印象的ですが、あの日からもう16年ということになります。チーム最年長投手の34歳になりました。母校の広陵高校は、11日金曜日に初戦となる立正大淞南(島根)との試合を迎えます。

そんな野村投手のキャッチボールの相手は、森下暢仁 投手ですね。明治大学の先輩・後輩のキャッチボールになっています。

森下投手というと、ここまで6勝2敗、防御率1.84、すばらしい成績を残しています。ただ、7月29日の阪神戦の試合途中、右手中指のまめの影響で降板となりました。イニングが6回途中だったということで、12試合目の先発で初めてクォリティースタートを達成できなかったゲームになります。

回復が順調ならば、8月12日(土)のドラゴン戦先発が濃厚といわれています。

広島カープ 森下暢仁 投手
― 本当に暑いですね。
「暑いですね」

― ファンの皆さん、右手の状態が気になっているんですけれども、ここまで調整いかがでしょうか?
「もう、ほぼほぼ投げる試合も決まっていますし、そこに調整していかないといけないと思って、しっかり準備して、いいパフォーマンスを出して、(ファンを)安心させられたらなと思っています」

― ここまで登録抹消の期間はどんな思いでトレーニングされてきましたか?
「いや、もうやることは変わっていないので。しっかり準備してきました」

― お立ち台でよく優勝したいということを最近、言われていましたけれども、あらためて優勝への思いは?

森下暢仁 投手(7月22日)
「とにかく優勝したいので、もっともっと熱い応援、よろしくお願いします」

森下暢仁 投手
「もちろん、チーム全員がそういうふうに思っていると思うので、しっかりとそういう争いができるのも自分自身、初めてなので、本当、ここからが勝負かなと思っています」

― そういった勝負の時期にどういったピッチングを見せていきたいですか?
「本当、結果が全てだと思うので、勝つことが一番だと思いますし、勝ちをしっかりと積み上げていけるようにがんばりたいと思います」

― ファンのみなさんへ意気込みを。
「チーム全員が優勝争いをしたいと思ってるので、しっかりとした結果を(出して)みなさんと喜び合えるようにがんばりたいと思います」

青山高治 キャスター
表情や言葉からも順調に回復しているんだなってのは伝わりますね。あと、優勝への思い。ヒーローインタビューで優勝っていう言葉を口に出すところがいいですよね。

河村綾菜 キャスター
穏やかな口ぶりの中にもしっかりとした軸があります。

小林康秀 キャスター
そうそう。淡々とした中にも秘めている闘志、やってくれるんだって感じました。

石田充 アナウンサー
入団してからなかなかAクラスに入れていないという現実もあったりするので、今、首位と2.5ゲーム差という状況にいる中で帰ってきて、優勝へ向かってギアが上がるピースの1人ですから楽しみにしたいと思います。実は優勝のカギを握る森下投手の “ある数字” っていうのがあるんですけれども、わたくしがスポーツコーナーの尺管理という数字に弱かったので、きょうはご紹介できません。

青山高治キャスター
ええ、そんなことありえますか。いつ、教えてもらえる…?

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