【タイ】ファミマがタイから撤退、契約満了受け[商業]

ファミリーマートとタイの流通大手セントラル・グループとのフランチャイズ契約が2023年5月下旬をもって満了となったことが、10日までに分かった。

ファミリーマートの広報担当者は契約満了の理由について「急激な経営環境の変化を受けて両社が協議した結果」と答えた。タイ国内のファミリーマートの店舗は6月以降順次、セントラル・グループ傘下のセントラル・フード・リテール(CFR)が運営する小型スーパーマーケット「トップス・デイリー」ブランドに切り替えられている。

ファミリーマートの広報担当者は、今後の海外事業について「積極的に進めることには変わりなく、さらなる拡大を図っていく」とコメントしている。

統計サイトstatistaによると、タイのコンビニエンスストアのブランド別店舗数(22年9月時点)は、「セブン—イレブン」が1万3,433店。これに「ロータス・ゴー・フレッシュ(ロータス・エクスプレス)」が1,852店、「ビッグCミニ」が1,153店でこれに続く。「ファミリーマート」は448店、「ローソン108」は154店となる。「トップス・デイリー」は108店。

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