三笘が3ゴールに絡む活躍を披露。ブライトンが初昇格ルートン・タウンに快勝|プレミアリーグ

写真:PKを沈め追加点を挙げたJ・ペドロ

8月12日、プレミアリーグ第1節のブライトン vs ルートン・タウンの試合がアメリカン・エクスプレス・スタジアムで行われた。

ブライトンは新戦力のジェイムズ・ミルナーが右サイドバックに、マフムド・ダフードがボランチに入ってパスカル・グロスとダブルボランチを組み、リヴァプールやチェルシーへの移籍が噂されるモイセス・カイセドはメンバー外に。トップ下には同じく新加入のジョアン・ペドロが入り、三笘薫は左サイドMFで先発出場した。プレミアリーグ初昇格のルートン・タウンはイライジャ・アデバヨとカールトン・モリスの2トップやマンチェスター・シティからローンで加入したイッサ・カボレなどが先発し、3-5-2の布陣でトップリーグ初戦に挑んだ。

序盤は両チームともに縦に速い攻撃を見せてペナルティーエリア内までボールを運んだが、ゴールシーンを生み出すことはできず。その後はキープ力で勝るブライトンがボールを保持しながら縦パスを入れ、突破を図っていく。20分にスローインの流れからダニー・ウェルベックが枠内シュートを放ち、33分にパスカル・グロスからのクロスを受けた三笘がボレーシュートを放つなど惜しい場面もあったが、ルートンはインテンシティーの高さを発揮して相手の攻撃を跳ね返し、鋭いカウンターでチャンスを作り出していく。

迎えた36分、ダフートと三笘がパス交換をしながら左サイドで起点を作り、三笘がクロスを入れると、ソリー・マーチが頭で合わせてブライトンが先制に成功する。直後にはルートンがCKのチャンスをつかみ、モリスが至近距離から強烈なヘディングシュートを放ったが、ブライトンのGKジェイソン・スティールの正面を突きゴールはならなかった。

42分には三笘が左サイドの深い位置でボールを保持してクロスを入れ、ウェルベック、ダフードが連続シュートを放ったが、いずれもルートン・タウンのDFがブロック。前半は1-0で折り返す。

後半はブライトンがペースを握り、相手陣内深くまで攻め込む場面を作っていく。68分、三笘が左サイドからボールを運ぶと、パスを受けたジョアン・ペドロがペナルティーエリア内でトム・ロッキャーに倒されPKを獲得。ジョアン・ペドロが自らゴール右隅に決め、71分にブライトンが追加点を奪う。

リードを広げられたルートン・タウンも意地を見せる。79分、ディオン・ペレイラが右サイドからクロスを入れると、ルイス・ダンクの左腕にボールが当たってPKを獲得。モリスのキックはGKの逆を突き、プレミアリーグにおけるクラブ史上初ゴールを記録した。

追い上げられたブライトンは85分、三笘のパスカットからペナルティーエリア内でボールをつなぎ、ペルビス・エストゥピニャンがシュート。相手GKが弾いたボールをペリー・ラドック・ムパンズがコントロールしようとしたが、浮き球の処理を誤り、75分からピッチに立っていたサイモン・アディングラがボレーシュートを叩き込んでブライトンに3点目が生まれる。さらに後半アディショナルタイムにはカウンターを発動させ、エストゥピニャンの折り返しをエヴァン・ファーガソンが合わせて決定的な4点目。三笘が4点中3点に絡む活躍を見せたブライトンが開幕戦で快勝を飾った。

次節、ブライトンはアウェーでウルヴスと対戦する。ルートン・タウンはバーンリーとのホームゲームを迎える予定だったが、ホームスタジアムの改修がシーズン開幕に間に合わなかったため、試合の延期が決まっている。

© 株式会社SPOTV JAPAN