一足早く、お盆Uターン 3連休最終日、台風懸念

東海道新幹線の「N700S」

 3連休最終日の13日、一足早くお盆のUターンラッシュが始まり、新型コロナの5類移行後初めての夏休みを満喫した人らで交通機関が混み合いそうだ。台風7号の接近で影響が懸念される。

 JR東京駅は帰省先から戻ってきた家族連れらで混み合った。福島県郡山市の妻の実家で、4歳の娘と過ごした男性会社員(34)は「人がずっと増えた。ゆっくり過ごせてよかった」と話した。

 JR新大阪駅の新幹線ホームは、家族連れらで混雑した。家族で甲子園球場へ高校野球を見に行くという福島県いわき市の中学3年菊池健太さん(14)と中1悠太さん(12)。仕事がある母親だけは台風で新幹線が止まることを心配し、一足早く帰ることに。ホームで見送った悠太さんは「家族みんなで野球を見たかった」と残念そうだった。

 JR旅客6社によると、お盆期間(10~17日)の新幹線、在来線の指定席予約数は7月26日時点で2022年比1.5倍の270万席。コロナ禍前の18年比では92%となった。

 高速道路各社は上りの混雑のピークを13日と予測している。

お盆のUターンラッシュで混雑するJR新大阪駅の新幹線ホーム=13日午前
お盆休みのUターンラッシュが始まり、混雑するJR東京駅の新幹線ホーム=13日午後

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