新たな麻薬探知犬 「ボルテックス号」就役! 長崎税関

大麻のにおいが付いたタオルを探し当てるデモンストレーションをするボルテックス号=長崎市、長崎税関

 長崎税関に新しい麻薬探知犬「ボルテックス号」の就役式が4日、長崎市の同税関であった。ペアを組むハンドラーと共に管内の空港や港で不正薬物の取り締まりにあたる。
 ボルテックス号は、ラブラドルレトリバーの雄で1歳6カ月。ウエーブした体毛が特徴で、名前はラテン語で「渦巻き」を意味する「ボルテックス」に由来する。6月に退役したバッカス号の代わりに配備された。
 式では、5人の手荷物の中から大麻のにおいが付いたタオルを探し当てるデモンストレーションを公開。ハンドラーの古野有紀さん(21)は「ボルテックスは、普段は甘えん坊だが真面目で丁寧な捜査をする」と長所を述べ「元気さを生かしながら、一緒に摘発していきたい」と話した。
 同税関の管内は壱岐、対馬を除く長崎県内と、佐賀と福岡両県の一部、熊本、鹿児島両県の全域。


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