「感謝を忘れず」新庄など最上地域で成人行事 

誓いの言葉を述べる実行委員長の奥山真碑留さん(右)=新庄市民文化会館

 二十歳を祝う式典や集いが14日、県内各地で行われた。夏に集った出席者は、友人との再会を喜んで笑顔を見せ、同時に改めて大人としての自覚を高めた。

 最上地域では新庄、金山、舟形、真室川、大蔵、鮭川の6市町村で式典が開かれた。

 新庄市の対象者は385人。市民文化会館に集まった247人を前に山尾順紀市長が式辞を述べ、実行委員長の保育士奥山真碑留さん(20)=同市萩野=が「生まれ育った新庄での出会いに感謝の気持ちを忘れず、これからも一つ一つの出会いを大切にしていきたい」とあいさつした。中学生時の写真スライドショーや恩師の登場に、大きな歓声が上がっていた。

 舟形町は町中央公民館で実施し、対象者49人のうち30人が参加。町関係者や中学校の恩師が激励の言葉を贈り、出席者を代表し日本大3年井上絢翔さん(20)=東京都=が「舟形町に生まれたことを誇りに思う。支えてくれる人への感謝を忘れず少しでも恩返ししていきたい」と誓いの言葉を述べた。式典を終えると、出席者は友人との久しぶりの再会を喜び合った。

 このほかの町村の対象者は金山町が57人、真室川町が76人、鮭川村が41人、大蔵村が34人。

再会を喜び、写真に納まる出席者=新庄市民文化会館
市民憲章を読み上げる参加者=新庄市民文化会館
恩師の登場に盛り上がる参加者=新庄市民文化会館

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