【香港】航空業の域外労働者第1弾、2841人を認可[運輸]

香港政府運輸・物流局は14日、深刻な人手不足に対応するため域外から労働者を受け入れる計画について、航空業の第1弾申請の認可作業が完了したと発表した。29社から2,889人の受け入れ申請があり、うち28社の2,841人を認可した。

第1弾は7月17~30日に申請を受け付けた。職種ごとの認可人数は◇旅客サービス:719人◇ランプサービス:445人◇機内作業:366人◇航空機保守・整備:390人◇トラクター運転:306人◇倉庫作業・貨物取り扱い:206人◇機械・ローダー操作:193人◇カスタマーサービス:90人◇航空機けん引車運転:30人◇保守作業:96人——。申請が却下された一部企業は、職種の規定や地場労働者との比率、給与などの条件を満たしていなかった。

運輸・物流局の報道官は「航空業の深刻な人手不足を緩和し、業界の回復を支えるため、域外労働者ができるだけ早く香港に来て訓練を受け、業務に加わることを期待している」とコメントした。

第2弾の申請については近日中に詳細を発表する。

政府は6月に建設業と運輸業で計2万人の域外労働者を受け入れる計画を発表。このうち航空業では指定の10職種で6,300人を受け入れる。

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