昨季40試合0得点…デ・ケテラエルが新天地アタランタでいきなり決勝弾! 「ミラノへの別れの挨拶が早まる」

[写真:Getty Images]

ベルギー代表FWチャールズ・デ・ケテラエルが新天地アタランタでいきなりゴールを決めた。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

昨夏のミランにとって目玉補強だったデ・ケテラエル。しかし、大きな期待を背負ってイタリアの地に降り立ったベルギー産のアタッカーは迎えた昨シーズン、公式戦40試合でノーゴールというまさかの1年に。待てど暮らせどフィットせず、人生初の海外生活そのものに適応できていないという見方もあった。

そして16日、ミランからアタランタへの買い取りオプション付きの1年レンタルが発表され、20日に行われたセリエA第1節・サッスオーロ戦でさっそく新天地デビュー。ハーフタイムにFWドゥバン・サパタとの交代で投入された。

すると0-0で迎えた83分、デ・ケテラエルは左サイドからのクロスに頭で合わせて先制点をマーク。当初はゴールライン上でGKに掻き出されたかに思えたが、ゴールラインテクノロジーはゴールを認め、イタリア上陸から1年が経過したデ・ケテラエルにとうとうセリエA初ゴールが生まれた。

試合もアタランタが2-0と勝利。デ・ケテラエルは試合後、「ゴールの感覚を忘れかけていた…とにかく決めたかったし、勝利に貢献できて本当に嬉しい」と喜び、「プレーについてコーチ陣と相談し、なるべく望まれた動きをするように心がけた。結果は見ての通りさ」と新たな上司への感謝を述べた。

また、アタランタについては「素晴らしい機会を得られて嬉しいし、良い結果で応えたい。ガスペリーニがいるからここに来た」と、選手の才能を引き出す術に長けたジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督の存在が加入の決め手だったと明かした。

まだまだシーズンは始まったばかりだが、『カルチョメルカート』はデ・ケテラエルの契約についておさらい。買い取りオプションは2300万ユーロ(約36億3000万円)+ボーナス400万ユーロ(約6億3000万円)で、アタランタがこれを履行した場合、ミランは将来のリセール時に移籍金の10%を手にするという。

そして、いきなりゴールという結果を残したことについては「この月明かりなら、ミラノへの別れの挨拶は早まるだろう」と表現している。

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