“つくっている人の顔を思い浮かべて遊んで” 人気の「フェルトの弁当箱」 園児が手作りおもちゃの製作現場を見学

広島・東広島市のこども園で、「おままごと」をする子どもたちに人気のフェルトでできた弁当箱があります。21日、園児が製作の現場を訪れて、作業をしている人たちに感謝を伝えました。

顔のイラストがついたお弁当箱を開けると、おむすびに卵焼き、そして、たこさんウィンナー。すべて手作業でできたぬくもりのあるお弁当箱セットです。

広島市中区にある地域活動支援センター「あおぎり」で、精神疾患のある人などが手芸の特技を生かしてつくっています。

東広島市にある「桜が丘認定こども園」では、このお弁当箱が園児に大人気です。

こども園にて
「自分の好きなお弁当つくってもいい?」「いいよ」
「できましたよ。お弁当、食べてください」

園児は、このお弁当箱を使って、ままごとをして遊びます。

園児たち
「ありがとうございました」

21日は、園児4人が「あおぎり」を訪れ、作業をしている人たちに感謝を伝えました。そして園児もお手伝いです。

園児たち
「楽しかった。おうちごっことか保育園ごっことかそういうのに使う」
「いくみちゃんはお姉ちゃん役じゃなくて、赤ちゃん役だよ」
「違うよ、お姉ちゃん役って言ってるじゃん」

保育士
「すごく人気です。けんかになるくらい」

桜が丘認定こども園 伊東寛和 園長
「プラスチックのおもちゃよりは温かみがあるので、きょう、ここに来てですね、作っている人の顔を思い浮かべられればなというふうに思います」

「あおぎり」支援員 三津山琴江 さん
「(施設利用者の)みんなも感想が聞けたりとか自分がしている作業の説明ができたりとかしてよかったんじゃないかなと思います。口コミで広がっていくところもあるので、徐々に広がって行ければいいなと思います」

このお弁当箱セットは、広島市中区紙屋町シャレオの「ふれ愛プラザ」や、地域のバザーやお祭りで販売されています。

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