岩手銀行の地域商社、県境越え連携 相乗効果に期待

台湾・新北市で開催された、岩手銀行の「manordaいわて」と秋田銀行の「詩の国秋田」の販売イベント

 岩手銀行(盛岡市)と秋田銀行(秋田市)がそれぞれ設立した地域商社が県境を越えて連携し、地元企業の海外販路拡大支援に乗り出している。低金利と人口減少に直面する中、銀行業の枠を超えて地域企業の事業展開を後押しする。海外輸出事業と企業のブランディング支援という、2行それぞれの強みを生かした相乗効果を期待する。

 岩手銀の地域商社「manorda(マノルダ)いわて」と秋田銀の地域商社「詩の国秋田」は、昨年11月から1月にかけて、共同で両県特産品の販売イベントを台湾で実施。両県各10事業者が出品した。店舗やECサイトでの販売のほか、反応を直接見てもらおうと、事業者が現地に渡航し商品を直接PRする予約販売会も開いた。

© 株式会社岩手日報社