児童がアスパラガス収穫、調理に挑戦! 雲仙「ベジ★フェス」 地元野菜の魅力を再発見

はさみを使って慎重にアスパラガスを収穫する参加者=雲仙市吾妻町

 食育推進イベント「ベジ★フェス」が20日、長崎県雲仙市吾妻町内であり、児童10人がアスパラガスを収穫し調理して味わい、野菜について学んだ。
 子どもたちに地元野菜の魅力を再発見してもらおうと、市が初めて開いた。
 参加者は、同町内でのアスパラガス収穫前に、同市瑞穂町の農家、平田真一さん(44)から「食用部分は若い茎」「アスパラギン酸を含み、疲労回復効果がある」などの話を聞いた。平田さんらの指導を受けながら、アスパラガスの親木が茂ったビニールハウスで、はさみを使って慎重に収穫した。
 初めて体験した市立愛野小4年の芦塚荘太君(9)は「太くて長いのがたくさん取れて楽しかった」と話した。平田さんは「新鮮な野菜を、輸送コストをかけずに地産地消でおいしく味わってほしい」と語った。
 子どもたちは市吾妻町ふるさと会館に移動し、取れたてのアスパラガスを使った夏野菜丼の調理にも挑戦した。食べ終わると、野菜のクイズを解くなどして楽しく学んだ。

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