被害の半数以上が無施錠の車 7月の重点抑止犯罪県内認知件数 住宅対象窃盗も増加

 県内で7月に発生した重点抑止犯罪(特殊詐欺や自動車盗など5罪種)は162件で、前年同月に比べ38件増加した。住宅対象窃盗や車内荒らしが増えた。

 県警によると、住宅対象窃盗は21件増の51件。外出機会の増加に伴い、空き巣の被害が目立つ。換気などで開けた窓を閉め忘れ、無施錠のまま外出してしまうケースもあるという。

 県警の担当者は「自宅に多額の現金など金目の物をできるだけ置かず、外出する時は施錠の確認を徹底してもらいたい」と話す。

 車内荒らしは25件増の62件で、被害の半数以上が無施錠の車だった。集合住宅など車が集まる駐車場は物色しやすく、狙われやすい。道路沿いは逃走しやすい面もあり、担当者は施錠の確認など注意を呼びかけている。

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