許しません!横断歩行者妨害 盛岡西署が取り締まり強化

横断歩行者の安全確保のため、取り締まりを行う盛岡西署員(左奥)

 盛岡西署(吉野幸雄署長)は、歩行者の死亡事故が増加する季節を前に、28日から9月1日までを「横断歩行者妨害違反取り締まり強化週間」に設定した。同署管内で、運転手の歩行者保護の意識醸成を図る。

 初日は、盛岡市みたけの安全モデル横断歩道で取り締まりを実施。中高生が多く通学する午前7時半から約1時間、横断する人がいるにもかかわらず停車しない車両などに署員が目を光らせた。同日は横断歩行者妨害が3件あった。

 同署管内では過去10年間、9月から12月の交通死亡事故が多い。歩行者がからむのは計11件で約6割を占め、そのうち横断中が10件だったことを受け、先行的に強化週間を定めた。

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