田中碧に英2部リーズ行きの可能性? アミリ断念で獲得候補に浮上も移籍実現は微妙か…

[写真:Getty Images]

フォルトゥナ・デュッセルドルフの日本代表MF田中碧(24)に、リーズ・ユナイテッドへの移籍の可能性が浮上しているようだ。ドイツ『スカイ』が報じている。

今夏のデュッセルドルフ退団を希望しているとされる田中。先日にはフランクフルトとシュツットガルトのブンデスリーガ2クラブからの関心も寄せられていたが、今夏の移籍市場最終盤を迎えた中で具体的な動きはない。

そういった中、新たな移籍先としてチャンピオンシップ(イングランド2部)のリーズの名前が浮上している。

チャンピオンシップ降格に伴い、今夏多くの中盤の選手が流出したホワイツは、レバークーゼンの元ドイツ代表MFナディーム・アミリ(26)の獲得に動いていた。

しかし、アミリ本人の説得に失敗したことで中盤の補強は振り出しに。これを受け、クラブはアミリに代わる新たなターゲットとしてブレーメンのブルガリア代表MFイリア・グルエフ(23)と共に日本代表MFをリストアップした。

なお、一部では田中がリーズ移籍に向けてメディカルチェックを受ける予定であると報じられているが、『スカイ』はこの報道を否定。田中が獲得候補の一人であることは間違いないとしながらも、現時点で獲得に踏み切る決断を下していないと主張している。

また、田中を売却した場合、デュッセルドルフは後釜を確保するための時間がないため、リーズに対してより高額な移籍金を要求する可能性が高いという。そうなると、ダニエル・ファルケ率いるチームは、600万ユーロ(約9億5000万円)程度で獲得可能なグルエフらより安価なターゲットの獲得へ方針転換する見込みだ。

2021年7月に川崎フロンターレからレンタル移籍でデュッセルドルフに加入し、昨シーズンから完全移籍に切り替わっていた田中。

日本代表としてカタール・ワールドカップ(W杯)でもゴールを決めるなど、順調なキャリアを積み上げていると思われたが、昨シーズンはケガで離脱することもあり、4月には右ヒザの内側じん帯を断裂。2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)で22試合1ゴール1アシスト、DFBポカールでは3試合で2アシストを記録したが、復帰できないままシーズンを終えていた。

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