南野拓実が絶妙ラストパスで今季3アシスト目! モナコが昨季2位のRCランスに完勝【リーグ・アン】

[写真:Getty Images]

リーグ・アン第4節、モナコvsRCランスが2日にスタッド・ルイ・ドゥで行われ、ホームのモナコが3-0で勝利した。なお、モナコのFW南野拓実は80分までプレーした。

南野が2試合連続ゴール達成もナント相手の3-3のドローで開幕連勝がストップしたモナコ。2試合ぶりの白星を狙ったホームゲームでは開幕3戦未勝利で下位に沈む昨季2位チームと対戦した。南野は引き続き[3-4-2-1]のシャドーに入り、アーセナルからの新戦力バログンはベンチスタートとなった。

試合は開幕からの両チームの調子を反映するような展開に。好調のモナコは立ち上がりからボールを握って相手を押し込み、9分には南野がGK正面を突いたものの早速フィニッシュに絡む。

以降は決定機まであと一歩という場面が目立つが、南野はゴロビンと共に積極的にライン間でボールを呼び込んで攻撃を牽引。23分にはベン・イェデルとのパス交換からペナルティアーク付近で強烈な左足のミドルシュートを枠に飛ばすが、ここはGKサンバの好守に阻まれる。だが、チームはこのプレーで得た左CKの場面でカイオ・エンヒキのアウトスウィングのクロスを中央で競り勝ったシンゴが頭で合わせ、値千金の加入後初ゴールとした。

先制後はしばらくランスの反撃受ける形も、要所を締める守備でリードを維持するホームチーム。すると36分、自陣でのボール奪取からロングカウンターを発動。右サイドをドリブルで持ち上がった南野が中央から斜めのランニングでボックス右のスペースへ走り込んだゴロビンへ完璧なラストパスを供給。ロシア代表MFがきっちりニア隅へ右足のシュートを突き刺した。

南野の今季3アシスト目によってリードを2点に広げて試合を折り返したモナコ。後半は前がかる相手の攻撃を受け止めながらカウンターを起点に追加点を狙う展開に。後半は安定したボールキープと視野の広さを生かしたパスで存在感を示す南野は、フォファナへの決定的なラストパスでチャンスメーク。ここでフォファナは決定機を決め切れずも、直後のカイオ・エンヒキの左CKからマリパンに決定的な3点目が生まれた。

これで勝利を決定的としたモナコはエースのベン・イェデルらをベンチに下げて新天地デビューのバログンや若手をピッチに送り出していく。その流れで南野も85分にお役御免となった。

その後、アウェイチームの攻勢を危なげなく凌いだモナコが3-0の完勝で開幕4戦無敗を継続している。

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