広島県内の高校で寮生向けの食事の提供が止まっている問題で、提供元の業者「ホーユー」が取材に応じ、破産手続きの準備を進めていることを明かしました。
広島県教委などによりますと、県内の7つの高校で、業者による寮生向けの食事の提供がストップし、急きょ別の業者に協力を依頼するなど対応に追われています。
食事の提供元は、広島市中区に本社がある「ホーユー」です。学校のほかにも官公庁の食堂などにも食事を提供しています。
末川徹 記者
「午前10時過ぎです。こちらは県の職員などが利用する食堂ですが、きょうは閉まっています」
広島県議会にある食堂では、6日から営業が停止しました。再開のめどは立っていないといいます。
5日夜、JNNの取材に応じたホーユーは、「破産手続きに向けて準備中で、広島地裁に近く破産を申し立てる予定だ」と述べました。また全国でおよそ150施設に食事を提供していて、そのうち半数程度が停止していることも明らかにしました。