真夏日47日で途切れる 金沢、羽咋 7月21日から

最高気温が48日ぶりに30度を下回り、長袖で歩く人=金沢市香林坊2丁目

  ●能登で大雨 珠洲、市道のり面崩れる 

 6日の石川県内は前線の影響で午前を中心に雨が降り、11観測地点全てで最高気温が30度を下回った。金沢と羽咋で7月21日から続いていた真夏日の連続記録は47日でストップし、志賀、七尾、かほく、小松、白山河内、加賀中津原も46日で途切れた。

 各地の最高気温は小松27.6度、金沢27.4度、輪島27.1度、羽咋26.8度、七尾26.2度などで、前日より3~6度低くなった。県内の連続真夏日は2010年7~9月に小松で54日を記録。金沢の最長は1985年7~9月の53日で、今回が2番目の長さとなる。

 厳しい暑さが消え、金沢市の街中は半袖に上着を重ねる人や長袖姿の人も目立った。

 能登地方は雷を伴う大雨となり、珠洲では午前3時の降り始めからの雨量が64ミリに達した。七尾で1時間に38ミリ、輪島で29ミリ、輪島市三井で28.5ミリなど激しい雨を観測した。

 県と金沢地方気象台は6日午前、珠洲市と能登町に警戒レベル4に当たる土砂災害警戒情報を発表し、いずれも夕方に解除した。

 珠洲市では、宝立(ほうりゅう)町大町泥木(どろのき)の市道でのり面が崩れ、路面を覆った土砂の除去作業のため片側交互通行の規制が敷かれた。

  ●7日、再び真夏日に

 気象台によると、7日の県内は高気圧に覆われて晴れ、再び真夏日となる所がある見込み。予想最高気温は金沢31度、輪島29度となっている。

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