府中市にあるスニーカーのメーカーが、平和の取り組みに役立ててもらおうと20日売り上げの一部を県に寄付しました。
湯崎知事に目録を手渡したのは、府中市のスピングルカンパニーの内田貴久社長です。
スピングルカンパニーは、自社ブランド「スピングルムーヴ」などを職人の手作業で製造するスニーカーメーカーです。
平和公園などに届けられた折り鶴の再生紙を糸にして、それを生地に使ったスニーカー作りを去年から始め、売上の一部110万円を寄付しました。
スピングルカンパニー 内田貴久社長
「スニーカーの消費者を通じて寄付をして有効活用していただく。平和ということで使っていただきたいと思っています」
湯崎英彦知事
「世界中から折り鶴が平和の祈りを込めて届けられて、それが靴に再生されて、その収益が広島県に還元いただいて、平和の循環が起きているということで意義深いことだと思います」
スピングルカンパニーは、今後も折り鶴の再生糸を使ったスニーカー作りを企画していきたいとしています。