洋野町で津波避難時の目標地点検討 岩手県公表の浸水想定受け

津波浸水域を示す地図を見ながら、避難目標地点を話し合う町民

 洋野町は24日、町津波避難計画の改定に向けたワークショップを始めた。岩手県が公表した最大クラスの津波浸水想定を受け、住民が指定緊急避難場所よりも近く、安全を確保できる「避難目標地点」を新たに設定する。

 初回は同町種市の八木防災センターで開かれ、7行政区の地区会長や自主防災組織代表者、消防団員ら40人が参加。町から委託を受けた担当者が、避難目標地点と避難経路の設定について説明した。

 ワークショップは10月1日まで計3回開く。町は本年度中の津波避難計画の見直しを目指す。

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